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山口惠子/BRDG+イアン・セガラ/PETA

photo by Koichiro Kojima

山口惠子/BRDG(Keiko Yamaguchi)

日本/演劇をつくるひと、俳優
BRDGは、京都を拠点に活動する山口惠子が代表となり、演劇公演やプロジェクトを行う場として立ち上げられる。2011年、大阪・京都に存在する橋をリサーチした作品『ハシ×ワタシ』に端を発し、京都に住む人々へのインタビューやワークショップを通して、暮らしの中で出会う個々の人や物語を手がかりに創作している。近年はフィリピンの劇団PETAのイアン・セガラと共同演出を多く行い、共同演出作品として、国際交流基金アジアセンターの助成を受け、『ふれる〜ハプロス』(2020)を京都と東京で、オンラインと対面の稽古を合わせて創作した『Light of the City』(2021)を江原河畔劇場スタジオで上演した。

イアン・セガラ/PETA(Ian Segarra)

フィリピン/俳優、演出家
フィリピン教育演劇協会(PETA)のシニア・アーティスト・ティーチャー。俳優としてPETAの主要作品の他、Tanghalang Pilipinoの『マニラノート』(演出:平田オリザ)や、シパット・ラウィン・アンサンブルの『Battalia Royale』等、国内外の作品に出演。PETAの複数の公演で演出と振付や、フィリピン文化センターの新作戯曲を上演するVirgin Labfestで演出を担当した。国外のアーティストと共同作業を行い、日本では演出家の大谷賢治郎のプロジェクトや、沖縄のりっかりっか*フェスタ『小さな紳士の物語』に出演。BRDGの山口惠子とはオンラインパフォーマンス『HELLO』、東京と京都で上演された『ふれる~ハプロス』、オンラインで創作し豊岡と京都で上演した『Light of the City』で共同演出をした。2023年、PETAのパンデミック発生後初の劇場公演となる、新作ミュージカル『Walang Aray』の演出を手掛ける。

Philippine Educational Theater Association (PETA)
フィリピン教育演劇協会(通称PETA)は1967年からフィリピンのマニラを拠点に活動する劇団。演劇を通して人々と社会の発展を目指して活動し、コミュニティでのワークショップや、社会問題を扱った意欲的な作品を作り続けている。2017年、アジアのノーベル平和賞と言われるラモン・マグサイサイ賞を受賞。

2023 プロジェクト

新作クリエーション
  • 『ふれる〜ハプロス』(2020)

  • 『通信ノート』(2019)

  • PETA Laboratory オンライン作品『HELLO』(2020)

  • PETA Laboratory オンライン作品『HELLO』(2020)

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京都を拠点とする演劇ユニットBRDGとマニラを拠点とする劇団PETA(フィリピン教育演劇協会)によるコラボレーション。
京都市内に実在するコミュニティカフェをモデルに、日本とフィリピン両国でのリサーチを通して、国をまたいで移動する人々とカフェが創り出す共同体の姿を描く。