ARTISTSアーティスト

川口隆夫

photo by Hiroki Obara

川口隆夫

日本/パフォーマー
1991年よりATA DANCEを共同主宰(~95年)。96年からは「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始。特に03年以降は音楽とアートの領域をまたぐアーティスト/パフォーマーとのコラボレーションをおこない、ダンスでも演劇でもない、まさに「パフォーマンスとしか言いようのない(朝日新聞評、2005年3月12日/評論家・石井達朗氏)」作品を発表している。主な作品に『ディケノヴェス―見えないと言え』(03年)、『D.D.D.―私の心臓はあと何回振動して止まるのか―』(04年)、『テーブルマインド』(06年)、『グッド・ラック』(08年)。08年5月より「自分について語る」をテーマに、毎回公演会場の特徴を作品の構成に取り込んだソロパフォーマンス『a perfect life』シリーズを展開中。近年は舞踏についてのパフォーマンスに取り組んでおり、12年には『ザ・シック・ダンサー』(共演:田辺知美)、翌13年には『大野一雄について』を発表。後者は、これまで国内外35都市をツアーし、通算80回以上上演している。
2014年より女子美術大学非常勤講師。2021年、Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 “TOKYO REAL UNDERGROUND” アーティスティック・ディレクターを務める。令和3年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

2023 プロジェクト

バラ色ダンスプロジェクト
  • 『バラ色ダンス 純粋性愛批判』序章(2022, Goethe-Institut Tokyo)photo by bozzo

  • 『バラ色ダンス 純粋性愛批判』序章(2022, Goethe-Institut Tokyo)photo by bozzo

  • 『バラ色ダンス 純粋性愛批判』序章(2022, Goethe-Institut Tokyo)photo by bozzo

1/3

舞踏の創始者・土方巽の初期代表作『バラ色ダンス』(1965年)をもとに、ダンス界の異才・川口隆夫と川村美紀子が、カオティックな美意識から舞踏を再検証する長期プロジェクトの2年目。
80代の舞踏家や20代の若手ダンサーらとともに、突き抜けるような明るさで現代社会の閉塞感に揺さぶりをかける。