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森下真樹+上村なおか

photo by Ryo Ohwada

森下真樹(Maki Morishita)

日本/振付家・ダンサー
幼少期に転校先の友達作りで開発した遊びがダンスのルーツ。これまでに10か国30都市以上で作品を上演、様々な分野のアーティストとコラボし活動の場を広げる。2017年より自身のソロ「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」(振付:MIKIKO、森山未來、石川直樹、笠井叡)を、また、2019年より自身が主宰するカンパニー森下スタンドで「第9全楽章を踊る」に挑戦。第5ソロと第9群舞を、音楽と拮抗するカラダへの挑戦としてライフワークとする。100人100様をモットーにワークショップや作品づくりを行う。周囲を一気に巻き込み独特な「間」からくる予測不能、奇想天外ワールドが特徴。2014年第8回日本ダンスフォーラム賞を受賞。2015年~2017年(公財)セゾン文化財団シニアフェロー。(公財)地域創造公共ホール現代ダンス活性化事業支援登録アーティスト。

photo by Fabio Massimo Fioravanti

上村なおか(Naoka Uemura)

日本/ダンサー・振付家
金沢市生まれ。幼少よりバレエを始める。木佐貫邦子にダンスを、笠井叡にダンスとオイリュトミーを師事し作品にも多数出演。「ひとつの身体」の可能性を探るべく‘95年より自作ソロダンスを開始し、国内外で作品発表を続ける。’06年からは、言葉とカラダの結びつきを探求するシリーズ「Life」を始動。ソロ活動の他に、他ジャンルのアーティストとのセッション、コラボレーションも多数行っている。また「身体の発見と冒険」をキーワードに様々な人々に向けてワークショップを行いそれぞれの身体のダンスを見つける喜びを分かち合っている。近年は<笠井瑞丈×上村なおか>のユニットとして「世代間の対話」「ダンスを通した交流・交感」を目的とした公演やワークショップの企画を継続的に行なっている。2002年度 文化庁新進芸術家国内研修制度研修員。2004年度第36回舞踊批評家協会新人賞受賞。現在、桜美林大学芸術文化学群にて非常勤講師も務めている。

2023 プロジェクト

駈ける女、探す女。~『駈ける女』を通して作品を残すことを考え、探す~(仮)
  • 森下真樹+上村なおか『駈ける女』(2013, Spiral Garden/主催:スパイラル、(株)ワコールアートセンター)photo by ハヤシハジメ

  • 森下真樹+上村なおか『駈ける女』(2013, Spiral Garden/主催:スパイラル、(株)ワコールアートセンター)photo by ハヤシハジメ

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日本のコンテンポラリーダンス界のゴッドマザーと呼ばれた故・黒沢美香が、振付家・ダンサーとして活躍する森下真樹と上村なおかに振付した『駈ける女』(2013年)。
初演から10年を迎えるいま、再び身体に蘇らせることを通して、ダンス作品を後世に残すことについて探究する。(プロジェクト協力:黒沢美香アーカイブズ)