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アイラ・メルコニアン/The Rubberbodies Collective

Photo by Jimmy Grima

アイラ・メルコニアン(Ira Melkonyan)

ウクライナ、マルタ、オランダ/アーティスト、生物学者
ウクライナ、オデッサ出身。現在はマルタとオランダ、アムステルダムを拠点にしている。さまざまな領域を超えて活動を行うアーティストであり、生物学者。微生物学とウイルス学を学んだ経歴から、独自の視点でアート活動を行っており、現在は体液についてのリサーチを行っている。パフォーマンスやインスタレーションを通して、人間以外の行為主体、移行や転移、流動性、液体の境界などについて考察する。
アイラはアムステルダム芸術大学のDasArts 大学院で演劇の修士号を取得。国境を越えて演劇パフォーマンス、インスタレーション、出版などの活動を行うRubberbodies Collectiveの創立メンバー。
城崎国際アートセンターでのレジデンスには、ジミー・グリマ、マリア・ロスラー、イザドラ・トマシがコラボレーターとして参加する。ジミー・グリマはグラフィック・アート、パフォーマンス、映像の分野でアーティスト、デザイナー、キュレーターとして活動している。マリア・ロスラーはベルリンを拠点にするインディペンデント・ドラマトゥルク。イザドラ・トマシはアムステルダムを拠点に活動するパフォーマンス&サウンド・アーティストでYKAというアーティスト名で楽曲もリリースしている。

Photo by Charlie Prince

ジミー・グリマ(Jimmy Grima)

マルタ、オランダ/アーティスト、デザイナー、キュレーター
グラフィックアート、パフォーマンス、映画の分野で活動する、アーティスト、デザイナー、キュレーター。2009年にThe Rubberbodies Collectiveを共同設立。
人間の本質と社会的文脈についての継続的な調査の一部としての劇場作品を創作している。2021年にアムステルダムのDasArts Amsterdamでシアター・キュレーションの修士号を取得後、Amsterdams Fonds voor de Kunstより3Package Dealを授与された。
ジミーのパフォーマンスは、Zürcher Theater Spektakel(スイス、2021年)、Theaterfestival Boulevard(オランダ、2021年)、Théâtre de Liège(オランダ、2022年)、Oerol(オランダ、2023年)、Over het IJ(オランダ、2023年)などで上演されている。

The Rubberbodies Collective

マルタ、オランダ/アーティスト・デュオ
進化し続ける貢献者であることを目的に、アイラ・メルコンヤンとジミー・グリマのアーティストデュオが、マルタ島やオランダなどで、パフォーマティブな状況を創り出し、育むための一時的な共同体を設置。
2009年、レベッカ・カミレリとジミー・グリマによってマルタ島で設立された演劇とアートのグループ。

2024 プロジェクト

Blood Thirsty
  • “Upstairs Geology 50/50” by Ira Melkonyan and the Rubberbodies Collective, photo by David Visnjic at Donaufestival 2021

  • “Upstairs Geology 50/50” by Ira Melkonyan and the Rubberbodies Collective, photo by David Visnjic at Donaufestival 2021

  • “Upstairs Geology 50/50” by Ira Melkonyan and the Rubberbodies Collective, photo by David Visnjic at Donaufestival 2021

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マルタとアムステルダムを拠点に活動するウクライナ人アーティストで生物学者のアイラ・メルコニアンが、女性ホルモンや血液についてのリサーチをもとに取り組む領域横断的プロジェクト。その生理機能や現代における社会的意味を、レクチャー・パフォーマンスやインスタレーションとして国境を越えたフェミニズムの視点から問いかける。