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日野浩志郎 + 古舘 健 + 藤田正嘉 + 谷口かんな + 前田剛史

photo by Dai Fujimura

日野浩志郎

日本/音楽家、作曲家
1985年生まれ、島根県出身。現在は大阪を拠点に活動。メロディ楽器も打楽器として使い、複数拍子を組み合わせた作曲などをバンド編成で試みる「goat」や、そのノイズ/ハードコア的解釈のバンド「bonanzas」、電子音楽ソロプロジェクト「YPY」等を行っており、そのアウトプットの方向性はダンスミュージックや前衛的コラージュ/ノイズと多岐に渡る。これまでの主な作曲作品は、クラシック楽器や 電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ『Virginal Variations』(2016)、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ『GEIST(ガイスト)』(2018-)の他、サウンドアーティストFUJI|||||||||||TAと共に作曲・演奏した作品『INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada』(2021-)、古舘健や藤田正嘉らと共に作曲した『Phase Transition』(2023)、等。佐渡を拠点に活動する太鼓芸能集団 鼓童とは2019年以降コラボレーションを重ねており、中でも延べ1ヶ月に及ぶ佐渡島での滞在制作で映像化した音楽映画『戦慄せしめよ/Shiver』(2021、監督 豊田利晃)では全編の作曲を日野が担当し、その演奏を鼓童が行った。音楽家・演出家のカジワラトシオと舞踊家・振付家の東野祥子によって設立されたANTIBODIES Collectiveに所属する他、振付師Cindy Van Acker『Without References』、映画『The Invisible Fight』(2024年公開、監督Rainer Sarnet)等の音楽制作を行う。

撮影:桜木美幸

古舘健

日本/アーティスト、ミュージシャン、エンジニア
サインウェーブやパルスなどのミニマムな要素とその特性を拡張させて複雑な音響現象を作り上げる。サウンド・インスタレーション『Pulses/Grains/Phase/Moiré』にて、文化庁メディア芸術祭大賞(2019)、Digital Choc賞(2018)、CYNETART AWARDSファイナリスト(2018)に選出。自身の主催するプロジェクト『The SINE WAVE ORCHESTRA』にてPrix Ars Electronica Honorary Mention(2004)、文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品(2018)、CYNETART AWARD(2018)に選出。ミュージシャンとしては、MUTEK.JP(2019)、MAZEUM(2018)、恵比寿映像祭(2016)、Knowledge Capital Festival(2015)、Kyotographie(2014)、Sonar Sound Tokyo(2011)などのフェスティバルに出演。また、高谷史郎、坂本龍一を始め、様々な作家の制作に参加している。2013年よりDumb Typeメンバー。

Photo by Özge Cöne

藤田正嘉(ふじたまさよし)

日本/ヴィブラフォン、マリンバ奏者、作曲家
ドラムからヴィブラフォンへ転向後、伝統的な演奏スタイルやテクニック、作曲法にとらわれない唯一無二の音とヴィブラフォンの新たなる可能性を追い求める。2006年よりベルリンににて作曲・演奏活動を開始。ヨーロッパをはじめ世界各国でのコンサートやフェスティバルなどに出演。Jan Jelinekと継続的なコラボレーション等、幅広い活動で評価を受ける。現在は兵庫県を拠点に活動。ゴンチチの三上雅彦氏とコラボレーションアルバム『Conjecture』、映画やブランドなどへの音楽提供も行う。2021年には集大成でもあり新天地ともいえるソロアルバム『Bird Ambience』を発表。Korogi社エンドースメントアーティスト。

photo by Toshiaki Nakatani

谷口かんな

日本/打楽器奏者
京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。在学時はライブパフォーマンスグループに所属し、美術家、パフォーマー等と共演、即興演奏の経験を積む。卒業後はフリーランスの音楽家として室内楽を中心に活動。卒業後も継続して他分野との即興演奏に取り組んでいる。
これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、京都室内合奏団と共演。
近年はヴィブラフォンでの演奏に最も力を入れており、2023年11月にヴィブラフォンソロを中心とした初のソロリサイタル「vib.」を京都芸術センターで開催。

photo by maiko miyagawa

前田剛史

日本/音楽家、太鼓奏者
阪神淡路大震災の復興活動の一環で幼少期より和太鼓に親しみ、2008年より「太鼓芸能集団鼓童」入座。約10年間在籍し年間100公演を超える国内外のツアーに参加。鼓童在籍中は太鼓演奏、唄、笛、鳴り物、踊りを担当。作曲や舞台演出もこなし「アースセレブレーション」(新潟県佐渡市)、鼓童における全国の「学校公演」特別演出公演「若い夏」など、多数の舞台演出を手掛ける。また歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎と「アマテラス」「幽玄」で共演。その他にもヴァイオリニストの川井郁子や、演歌歌手の坂本冬美、アーティストのAI(アイ)、音楽家/映像作家の高木正勝など多数の国内外のアーティストとの共演実績がある。2017年に鼓童独立後、ソリストとしてこれまでの経験を活かし独自の音楽性、演奏表現を追求している。

2024 プロジェクト

Phase Transition II
  • Photo: Yoshikazu Inoue

  • Photo: Yoshikazu Inoue

  • Photo: Yoshikazu Inoue

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作曲家の日野浩志郎、メディアアーティストの古舘健、ヴィブラフォン奏者の藤田正嘉、打楽器奏者の谷口かんな、太鼓奏者の前田剛史ら5人のコラボレーション。『Phase Transition』(2023)を発展させ、大きな打楽器群や立体音響を駆使して、劇場空間でこそ実現可能な楽曲を創作し、試演とレコーディングを行う。