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レウ・ウィジェ + 和田ながら

photo by Mio Ishida

レウ・ウィジェ(Leu Wijee)

インドネシア/アーティスト・振付家・ダンサー
インドネシア中部スラウェシ州パリギ生まれ。(独学の)アーティスト、振付家、ダンサー。パル市とジャカルタ市の間を拠点としている。「災害とダンス」の思考を創作過程に使用する手法は破壊と再生、ミックスとリミックスの概念をパフォーマンスの構築に応用するものである。振付で「さまざまな事物」(感覚、空間、音、物など)のスイッチを入れる試みを行う。「私にとって振付が第一のメディアですが、動くものであれば、なんでも私の芸術活動に共鳴すると考えています」
近年、コンテンポラリー・パフォーマンスのためのAsia Discovers Asia ミーティング(バンコク、Lab 2024、台北、Kitchen 2023)、インドネシア・ダンス・フェスティバル(Evening Performance 2024・ジャカルタ、Kampana 2022)、台東フリンジ・フェスティバル(2023)、Sync Next (ソウル、2022)、Stre@m - アジア・ダンス・デジタル・プラットフォーム(ソウル 2022、シンガポール 2023)、Farm-Lab Exhibition(東京、2021)、 Helatari Salihara (ジャカルタ、2021) などで公演を行っている。また、2022年にはウン・ミ・アン、2014−2019年にはジェコ・シオンポの作品に出演した。

photo by Yuki Moriya

和田ながら(Nagara Wada)

日本/演出家
2011年2月に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。演技という行為に強い関心を持ち、テキストやモチーフを接写するように読み解いていくことで、作品ごとに固有の演技の文法の構築をめざしている。美術、写真、建築、音楽、彫刻など、異なる領域のアーティストとも演劇を媒介に対話し、協働作業による作品制作に積極的に取り組む。ワークショップなどの活動を通して、次世代の育成にも取り組んでいる。
KYOTO EXPERIMENTに、『擬娩』の再創作(やんツーとのコラボレーション、2021)、リサーチプロジェクトKansai Studiesの演劇作品化『うみからよどみ、おうみへバック往来』(dot architectsとのコラボレーション、2022)で2年連続参加。2022年、インド・ケーララ州を拠点とする演出家シャンカル・ヴェンカテーシュワランとの共同演出で『「さようなら、ご成功を祈ります」(中略)演説『カーストの絶滅』への応答』を発表する。
2018年より、京都木屋町三条の多角的アートスペース・UrBANGUILDのブッキングスタッフ。2019年より地図にまつわるリサーチプロジェクト「わたしたちのフリーハンドなアトラス」始動。2020年からNPO法人京都舞台芸術協会理事長。

2025 プロジェクト

massageXgossip
  • 2024 ADAM Artist Lab Sharing #4 in TPAC. photo by Lin Ying

  • 2024 ADAM Artist Lab Sharing #4 in TPAC. photo by Lin Ying

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インドネシアの振付家 レウ・ウィジェと日本の演出家 和田ながらという異なる背景を持つ二人が、2024年のバンコクと台北でのADAMアーティストラボから取り組むコラボレーション。マッサージとゴシップを動きと語りというパフォーマティブな要素として掛け合わせ、その関係性を手掛かりに、互いの文化や言葉、芸術領域を横断し、新たな表現言語を探求する。