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捩子ぴじん+三枝愛+島貫泰介

@島崎ろでぃー

捩子ぴじん+三枝愛+島貫泰介(ねじ・ぴじん+みえだ・あい+しまぬき・たいすけ)

日本/アーティスト・ダンサー・編集者
捩子ぴじん(ダンサー・「neji&co.」主宰、80年生まれ)、三枝愛(アーティスト、91年生まれ)、島貫泰介(ライター・編集者、80年生まれ)によるコレクティブチーム。舞踏で培われた身体性に基づく捩子のパフォーマンス、遺物の来歴やものの具体性を通して、忘れられたものとの関係を結び直す方法を模索する三枝の造形美術を交差させながら、上演・展示の両面から新しい創造を目指す。メンバーの主な活動歴に、捩子が演出·出演、三枝が出演・作品提供した『シティⅢ』(京都芸術センター、19年1月)など。また、島貫がキュレーションした危口統之個展「劇的なるものをネグって」(Kanzan Gallery、16年7月)では捩子ぴじん出演の同名パフォーマンスを制作した。

2020 プロジェクト

『アンティゴネー(仮)』制作に向けた、葬送儀礼・墓跡と大逆事件関連史跡にまつわるリサーチと実践
  • KAC Performing Arts Program 2018 / Contemporary Dance『シティⅢ』(主催:京都芸術センター)©Kai Maetani

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捩子ぴじん、三枝愛、島貫泰介の三者による上演作品『アンティゴネー(仮)』制作のための共同研究プロジェクト。ソポクレース作の同名のギリシャ悲劇と、1910~11年に日本で起こった大逆事件を軸に、国家、家族、個人、土地と死者の弔いに関する調査・研究を行っている。ギリシャ悲劇の傑作と日本の近代化の過程で起こった実際の事件を結びつけ、現代における「土地」と「弔い」の新たな関係を捉えようとする試み。
2019年より墓跡、史跡の調査や専門家を招いた研究会を継続して行ってきた。滞在制作では2020年以降の作品発表を目指し、これまでの研究成果の整理と、発表形態を模索する実験を行う。滞在中には捩子や三枝による埋葬に関するワークショップやトークなどを通して、研究の成果と今後の展望を参加者と共有する。