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キム・キド

©Jung Soon Yang

キム・キド(Kidows Kim)

韓国出身・フランス拠点/ダンス・パフォーマンス
韓国・ソウルの衛星都市出身。グラフィック・デザインとマイムを学び、アンジェ国立現代舞踊センター(CNDC)を卒業後、2018年〜2020年にはモンペリエ国立振付センター(ICI-CCN)の修士課程で研究を続けた。未完の微小な変容によって構成される有機的な形態を発掘する方法であり、隠れたイメージを非合理的に収集する過程を指す「モンスターケオロジー(Monster=怪物とArcheology=考古学の造語)」に関心をもつ。
キムの作品群は「空想の生き物辞典」として、内なるコスモゴニー(宇宙進化論)を形成する。2021年、その第一弾となる、奇妙な怪物的ソロ作品『FUNKENSTEIN』を発表。現在は、それに続く第二弾『CUTTING MUSHROOMS』(2023年初演予定)に取り組んでいる。並行して、彼の漫画への想いからその時々に生まれる刹那のパフォーマンスシリーズも継続中。

2022 プロジェクト

Cutting mushrooms

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フランスを拠点に活動するアーティストのキド・キムが、肉体を金属の細胞に侵食されていく男を描いた塚本晋也監督のカルト映画『鉄男』(1989年)から着想を得て創作するソロパフォーマンス。音響、声、衣服、オブジェなどとともに、奇妙に変容し続けるパフォーマーの身体を通して、個人の意識を超えた集合的無意識における不安や怒りが生み出す不定形な怪物性を表出させる。
滞在に先立って収集したイメージや衣装といったさまざまな素材をもとに、舞踊言語を探求し、パフォーマンスを構築。その成果と創作プロセスをオープンスタジオで共有する。滞在後、フランス等でのレジデンスにて創作を続け、2022年〜2023年に初演される。