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ユニ・ホン・シャープ『ENCORE』|パンド会議 2023 ~ 他力・暴力・温泉 ~

  • "Pando Conference 2022" Photo: Tago-chan

  • "Pando Conference 2022" Photo: Tago-chan

  • "Pando Conference 2022" Photo: Tago-chan

  • photo by igaki photo studio

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2022年に滞在制作を行ったアーティストの中から、3組のアーティストの作品を豊岡演劇祭2023の会期に合わせて紹介する「KIACレジデンス・セレクション2022→23」のひとつ、ユニ・ホン・シャープによる『ENCORE-Mer』。関連企画として、滞在制作中に行う「パンド会議」と題した研究会の観覧枠を限定募集します。


ユニ・ホン・シャープ『ENCORE-Mer』とは?
フランスと日本を拠点にパフォーマンス、インスタレーション、映像と多岐にわたる表現活動を展開するアーティストのユニ・ホン・シャープが、日本統治時代の朝鮮半島出身の舞踊家・崔承喜(1911-1969)に関する言葉とダンスのリサーチや海外にルーツを持つ豊岡近郊の方々とのワークショップを経て、翻訳家・平野暁人との協働により創りあげたレクチャーパフォーマンス。



『ENCORE-Mer』の続編創作のための「パンド会議」
ユニ・ホン・シャープは、2022年、ENCOREプロジェクト第1部『ENCORE -Mer』のリサーチにおいて、テーマのひとつである「半島の舞姫・崔承喜」にちなみ、日本国内の半島(韓国語で반도=パンド)にある温泉地で「パンド会議2022」を初めて企画した。会議では、伊豆半島へ専門家たちと一泊し、それぞれの分野の視点から崔承喜に関するリサーチ/発表を実施。
今回第2部《ENCORE -Violet》のリサーチでも引き続き、テーマのひとつである「暴力」をテーマに、城崎温泉にある城崎国際アートセンターで「パンド会議2023」を開催する。パネリストは各々の専門性からテーマへアプローチし、自由な形で発表を行う。

パネリスト
-翻訳と暴力:平野 暁人(翻訳家/通訳者)
-タイポグラフィと暴力:鈴木 哲生(グラフィック・デザイナー)
-暴力とプンムル(*1):宋 朝響(京都朝鮮歌舞団)
-植民地朝鮮の演劇と暴力::李 知映(芸術文化観光専門職大学講師)
-地形と暴力:ユニ・ホン・シャープ(アーティスト)


*1 プンムル(風物)とは
チャンゴ、プク、ケンガリ、チンという4つの民族打楽器のこと。4つの楽器が奏でる楽曲は、天地・宇宙を表現するものであると同時に万物、世の邪悪なものを全て吹き飛ばすという意味合いがある。この楽器たちを用いて、朝鮮のリズムであるチャンダンを奏で、村の神や農村の神に向けた祭事や、厄払い、福を呼ぶ祈り、家内安全や平和を願ったり、春の豊作祈願、秋の豊作祭り等、庭や広場に出て、地面を足で踏み鳴らし、楽器を打ち鳴らして踊る民俗遊び(=民俗芸能)のことをプンムルノリという。
  • ユニ・ホン・シャープ

    ユニ・ホン・シャープ

日時
2023年9月3日(日)14:00-18:00
14:00~14:30 城崎国際アートセンターに集合、趣旨の説明
14:30~15:30 パネリスト1、2発表
15:30~16:00 ディスカッション
16:00~17:30 パネリスト3、4、5発表
17:30~18:00 ディスカッション
18:00~ 温泉へ(※希望者のみ)
会場
城崎国際アートセンター
料金
無料
定員
4名
予約
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