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2016年9月23日

KIACインターンによるてがみ座滞在制作レポートその5

「公開リーディング&トーク」【2016年9月22日②】
待ちに待った、てがみ座の公開リーディング&トーク!!
竹を使い、動作や音などを駆使し、実際に存在しないものにまで、見る人の想像力を導く、見立てのパフォーマンス。
そして、鑑賞者を抽象的なイメージの世界に引き込んだところで、『燦々』の物語に入っていきます。言葉にしづらいですが、演じている人と、セリフを発する人が別という、活動写真を生で見ているような感覚に陥る魅せ方が印象的でした。 古めかしい、ノイズまじりの質感を伴いつつ、現在の時間に沿って、演劇として進行しているという事実が不思議です。
「江戸」の感性が今に芽吹く瞬間は、現代の私たちからすれば、こういった違和感なのかもしれません。
その後のトークイベントにて、扇田さんが、現代にも変わらず存在する素材として、竹を使用した、というお話をされていました。時代を超えても存在する素材は、それだけ状況に応じて可変的であるとも言えると思います。
てがみ座のみなさんの表現も、三日目ながら刻一刻と変化しております。長田さんの言葉の中にあった「彫刻していく」という表現も大変興味深いです。個人的な解釈ですが、演ずることは、身体で表現を発散するというより、主題の細部を、身体を媒介に、繰り返しせり出していくような、造形的なものなのかな、と感じました。 個の内省にまで掘り下げて表現を見てみると、演劇も絵も、彫刻も、なんでも、差はないのだと思います。
てがみ座の滞在制作も残すところあと三日!今後はどんな密度まで「彫刻」されていくのか、とても楽しみですね!

(インターン生 土井)%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e5%86%99%e7%9c%9f09222

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