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マキシム・キュルヴェルス
©MDCCCLXXI
マキシム・キュルヴェルス(Maxime Kurvers)
フランス/演出家
1987年、フランス北東部モゼル県サールブール出身、現在はパリ在住。ストラスブール大学にて舞台芸術理論を学び、ストラスブール国立劇場演劇学校の舞台美術部に入学(2008年より2011年に在籍)。2015年には、演劇的プログラムの形式で、作品を創作するための最低限の条件とは何かについて問う作品『Pièces courtes 1-9』で演出家としてデビュー。2016年の秋には『Music dictionary(音楽辞典)』で、異なるメディアの歴史と現在という観点から、この演劇とその資料についての問いをさらに深く追求した。『The birth of tragedy(悲劇の誕生)』(2018)は俳優ジュリアン・ジェフリーによって演じられた彼のためのソロ作品。『Musicαl Ideas(音楽的発想)』(2020)は実験的な音楽リサイタル。2018年より長期的に取り組んでいる『Theories and Practices of Acting (1428-2021)(演技理論と実践)』は演技の技術についての28章に渡るライブ・コレクション。『4 questions to Yoshi Oida(笈田ヨシへの4つの質問)』(2022)はこうした演劇的人類学についての問いに異なる方法でアプローチするものである。これまでに、Ménagerie de verre 2016−2017シーズンのアソシエート・アーティスト、セゾン文化財団の2020年のレジデンス・アーティスト、そして2016〜2023年にはCommune - CDN d'Aubervilliersのアソシエート・アーティストとして活動した。
©︎佐藤陽友
2024 プロジェクト
OKINA
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演劇の形式や歴史への関心を起点に批評性に富んだ作品を立て続けに発表するフランスの気鋭の演出家マキシム・キュルヴェルスが、日本の伝統芸能についてのリサーチに基づいて創作する新作。俳優の板橋優里や翻訳家の平野暁人らと協働し、能の中でも特別な演目『翁』に、落語を想起させる語りを用いてアプローチを試みる。