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ボーハールト/ファン・デル・スホート(BVDS)
Photo by Annaleen Louwes
ボーハールト/ファン・デル・スホート(Boogaerdt/VanderSchoot / BVDS)
オランダ/アーティスト・デュオ
1999年のアムステルダム芸術大学のマイム科卒業後よりデュオとして活動を行っているスーザン・ボーハールトとビアンカ・ファン・デル・スホートの二人は、オランダならではのアナーキーなマイムの伝統を踏襲しながら、現在は異なる芸術分野も取り入れた作品を制作している。このデュオの作品は、人類、自然、テクノロジーの間の関係から展開しており、ホモ・デジタリスが新しく誕生しつつある(ヴァーチャルな)世界と暮らすための身体的認知力を鍛錬する境界域を作り出す。ブラック・ボックスとホワイト・キューブの間、グレイ・スペースに適した彼女たちの作品は、劇場、または美術館が持つ慣習や制限に問いを投げかけるものでもある。「Visual Statements」シリーズ(2011〜2014)での映像文化についての探究を経て、「Future Fossils」シリーズ(2017〜2020)では非人類時代のデジタル生物についてのリサーチを行い、現在は新シリーズ『Rooms for Transformation』(2021〜)の創作に取り組んでいる。将来も人類が生存するために、より住みやすい未来に向けた移行の形、そして人間とは何かということを問い続けている。
2024 プロジェクト
How to be healthy in a sick world?
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アムステルダムを拠点に領域を横断して活動するアーティスト・ユニット、ボーハールト/ファン・デル・スホートが舞踏や妖怪に関するリサーチを通して創作する新作のためのレジデンス。トラウマや病気といった一見ネガティブなモチーフを手掛かりに、さまざまな課題を抱える現代の「病める」社会に応答するパフォーマンスを構想する。