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ダニエル・コック+ルーク・ジョージ

左:ダニエル・コック、右:ルーク・ジョージ (Photo: Courtesy of the Artists)

ダニエル・コック(Daniel Kok)

シンガポール/アーティスト
ロンドン大学ゴールドスミス校で美術・批評理論、ベルリンの大学連合ダンスセンター(HZT)でソロ/ダンス/オーサーシップ(SODA)を、ブリュッセルのa.pass (Advanced Performance and Scenography Studies)にて、先端パフォーマンス・舞台美術を学んだ。2008年、ナショナル・アーツ・カウンシル・シンガポールよりヤング・アーティスト賞を受賞。観衆と聴衆のあり方を探究するその作品は、ヴェネツィア・ビエンナーレ、マキシム・ゴーリキー劇場(ベルリン)、ライジング(メルボルン)、フェスティバル/トーキョーなど、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、北米で発表されている。『Still Lives: Melbourne』は、2023年のグリーンルーム・アワードで、コンテンポラリー及びエクスペリメンタル・パフォーマンス部門での最優秀賞ならびにデザイン・テクニカル・アチーブメント賞を受賞。シンガポールのDance Nucleusの芸術監督を務め、エスプラネードと協働し、da:ns LABと企画展「VECTOR」のキュレーションを手掛けている。シンガポールとベルリンを拠点に活動している。

ルーク・ジョージ(Luke George)

オーストラリア/アーティスト
パフォーマンスとインスタレーションの領域を横断し制作を行うアーティスト。ルトゥルウィタ/タスマニアに生まれ、ナーム/メルボルンのウルンジェリ・カントリーを拠点とし、ロープ、テンション、サスペンション、リリースをテーマに、人々の他者との交流の方法や環境との関わり方を検証する作品を制作している。ケアとリスクが同時に許容される「安全な空間」に関心を寄せるほか、クィアのあり方や、人が特異に扱われることも孤立させらることもない、共同空間についての見聞も広く、異なる身体が交差し、傾聴しあうことで、自身や相互に対する責任を持つことから生まれる可能性を提示する。これまでに、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ビクトリア国立美術館、シンガポール国立美術館、メルボルン・アーツ・センターなど、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、北米各地で作品を発表。2019年にはオーストラリア芸術評議会フェローシップを受賞、2020年にテンペランス・ホールの初代アソシエイト・アーティストに任命され、2022年にクロエ・モンロー・フェローシップを遺贈された。コリングウッド・ヤード・スタジオアーティスト。

2026 プロジェクト

Line of Thought
  • Illustrated by Moeno Ootsu

  • photo by Gregory Lorenzutti

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信頼とサポートのシステムを編み上げる!
世界各地で賞賛と挑発を巻き起こした、緊縛パフォーマンス・インスタレーションの最新作。

アーティストのダニエル・コックとルーク・ジョージが、10年以上にわたって培ってきたロープを用いた実践をベースに創作する新作パフォーマンス・インスタレーション。結ぶ・つなぐ・支えるという行為としての「線」に着目し、精緻なロープワークやリギング(吊り下げ)、吊り合い、宙づりの身体や物体による張力構造を、上演空間に応じて立ち上げる。足場用パイプを建築的支点とし、ダンス、建設、ロープボンデージといった要素が交差する本作は、劇場空間と建設現場のあいだに立ち上がる、一種の儀式として、緊張と興奮の鑑賞体験を観客にもたらす。