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松本奈々子・西本健吾/チーム・チープロ
『河童のひと Kappa Man』のための「水辺と変身」をめぐるリサーチプロジェクト
❶オープンスタジオ ❷試演会+トーク

  • 2023年夏台北にて ©Paul Chao

  • チーム・チープロ「京都イマジナリー・ワルツ」(2021、京都) ©岡はるか

  • チーム・チープロ「女人四股ダンス ワークインプログレス」(2022、竹野)©岡はるか

  • 2023年夏台北にて ©松本奈々子

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「河童を探しています。」2024年の夏に城崎に滞在したとき、この言葉を聞きつけた方々から「ここなら河童がいるかもしれないよ」と、さまざまな水辺を案内していただきました。河童という妖怪は「身近にいるかもしれない」という想像力をかきたてる存在なのかもしれません。そんな身近な河童の想像力を借りて、本作《Kappa Man》ではチーム・チープロのメンバーの松本奈々子と西本健吾、両者の個人的な記憶や身体感覚を交雑させながら「なぜ子どもを産み育てたいと思えないのか」という(日常生活に密着した)「出産・出生」をめぐるわたしたちの解き難いジレンマに向き合います。

なぜ「出産・出生」と河童なのか?試演会では現在までのリサーチプロセスの共有とパフォーマンスをおこないます。アーティストの前田耕平さんを招き、トークも実施します。また、オープンスタジオでは制作の様子を公開します。一緒に動いたり、お喋りしたりする時間も設ける予定です。ぜひご参加ください。

出演:松本奈々子、西本健吾
振付・構成:チーム・チープロ



チーム・チープロ
パフォーマンス・ユニット。現在は松本奈々子と西本健吾が共同で主宰する。具体的な場所や歴史的事象の綿密なリサーチを重ねてステップを掬い出し、それをめぐって立ち上がる複数のコンテクストやパフォーマーの身体感覚と記憶を、ダンスと交差させて作品を編み上げ観客と共有することを試みてきた。近年はとくに「妖怪」と「変身」に焦点を当てている。
近作に『京都イマジナリー・ワルツ』(2021)、『女人四股ダンス』(2022)、『nanako by nanako』(2024)などがある。
WEB

前田耕平
アーティスト。1991年和歌山県生まれ。関西を拠点に活動。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計修了。 自身のルーツとなる紀伊半島での風土や体験、同郷の博物学者である南方熊楠の哲学を根幹に「自然と人の関係や距離」をテーマに活動。国内外の自然地形や生態系、文化や信仰に目を向け、フィールドワークやプロジェクトから写真、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの作品を制作。境界を問い、不可視に触れ、時に祭事のようにその過程と行為を展開する。近年の展覧会に「タイランドビエンナーレ 2023」(チェンライ)、個展「点る山、麓の座」(国際芸術センター青森)など。
WEB instagram
  • 松本奈々子・西本健吾/チーム・チープロ

    松本奈々子・西本健吾/チーム・チープロ

日時
2025年3月15日(土)15:00~|オープンスタジオ
2025年3月22日(土)15:00~17:00|試演会+トーク
会場
城崎国際アートセンター
料金
無料
トークゲスト
前田耕平(アーティスト)
助成
公益財団法人セゾン文化財団
予約
電話または下記「申し込む」ボタンよりお申込みください。
※電話の場合は、イベント名、名前、人数、電話番号をお伝えください。
託児
託児をご希望の方は、各イベント1週間前までに城崎国際アートセンターへお電話でお申込みください。
(対象:満1歳〜就学前までのお子様)
その他
■感染症対策について
・ 発熱や体調不良時には来館をお控えください。
・ 施設内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時や、継続的な発声を伴う公演等、必要に応じて着用してください。
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