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市原佐都子/Q

photo by Bea Borgers

市原佐都子/ Q(いちはらさとこ)

日本/劇作家・演出家・小説家
劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督。1988年大阪府生まれ福岡県育ち。桜美林大学にて演劇を学び、2011年よりQ始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2011年、戯曲『虫』にて第11回AAF戯曲賞受賞。2017年『毛美子不毛話』が第61回岸田國士戯曲賞最終候補となる。2019年に初の小説集『マミトの天使』を出版。同年『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演。同作にて第64回岸田國士戯曲賞受賞。2021年、ノイマルクト劇場(チューリヒ)と共同制作した『Madama Butterfly』をチューリヒ・シアター・スペクタクル、ミュンヘン・シュピラート演劇祭、ウィーン芸術週間他にて上演。2023年、『弱法師』を世界演劇祭(ドイツ)にて初演。

2024 プロジェクト

ロームシアター京都+市原佐都子「新作」クリエーション
  • 市原佐都子『妖精の問題 デラックス』photo by 中谷利明

  • 市原佐都子『妖精の問題 デラックス』photo by 中谷利明

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人間の生と性に関わる違和感を大胆かつ緻密に描く劇作家・演出家で、KIAC芸術監督の市原佐都子が『妖精の問題 デラックス』(2022年)に続いて、ロームシアター京都のシリーズ「レパートリーの創造」として取り組む新作。韓国・ソウルでのフィールドリサーチを経て書き下ろす戯曲をもとに、俳優たちとのクリエーションを行う。

2022 プロジェクト

『弱法師』
  • photo by Jörg Baumann

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KIAC芸術監督の市原佐都子による新作劇『弱法師』の滞在制作。
さまざまな小説や能、歌舞伎、文楽のインスピレーションとなった日本古来の説話『俊徳丸伝説/弱法師』を原案とし、文楽の構造からコンセプトを取り入れて現代版として再解釈した作品。
滞在中は、作品をより深く理解するための人形を使ったワークショップ開発の協力者を募集し、一緒に人形を動かしたり、人形同士をおしゃべりさせたりして交流した。
滞在制作後は、世界演劇祭2023(ドイツ)世界初演、高知県立美術館・豊岡演劇祭2023にて上演。

2021 プロジェクト

ノイマルクト劇場&市原佐都子/ Q 『Madama Butterfly』
  • ©Philip Frowein

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劇作家・演出家・小説家の市原佐都子がジャコモ・プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を題材に西洋から見た日本のイメージやジェンダーについて問い直す新作パフォーマンスの滞在制作。
2020年3月のオンラインでの第一フェーズの後、2021年秋のスイス・チューリッヒのノイマルクト劇場での初演に向けて、日本とスイスの俳優やスタッフが城崎に集まり、市原とドラマトゥルクのティナ・ミルツと共に約2週間のリハーサルを行う。このノイマルクト劇場とQの国際共同制作は、ヨーロッパツアーや日本での上演を計画している。

2018 プロジェクト

『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』
  • ©Shun Sato

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劇作家で演出家・小説家・劇団Q主宰の市原佐都子が、あいちトリエンナーレ2019で発表予定の新作のクリエーションを実施。ギリシャ悲劇『バッコスの信女』を題材にした作品の劇中で使用するオリジナルの合唱曲を市原の作詞、音楽家でミニマルバンド「東京塩麴」主宰の額田大志の作曲で創作。
オープンスタジオでは、この合唱曲を一緒に歌い、クリエーションに参加する女性を募集。アーティストと参加者とが意見交換をしながら、一緒に合唱曲をつくった。