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児玉北斗

児玉北斗(こだま・ほくと)

日本/京都/振付家・ダンサー
2001年より、アルバータバレエ、レ・グランバレエ・カナディアン、ヨーテボリオペラ·ダンスカンパニー、スウェーデン王立バレエなどで活動。マッツ・エック、アレクサンダー・エックマン、ヴィム・ヴァンデケーブスなどの創作にて主要な役を務めた。JAPON dance projectメンバーとして2014年と2016年の新国立劇場主催公演にて振付・出演、2017年にトーキョーワンダーサイト本郷で初のソロ公演『Trace(s)』を発表した。日本でバレエ一家に生まれ、国際的にダンサーとして活動してきた自身の経歴をバックグラウンドに、主体・身体・権力とコレオグラフィーの連関について、当事者的な問題意識を基盤とした作品を制作している。2018年ストックホルム芸術大学修了、芸術学修士(振付)。現在は立命館大学先端総合学術研究科博士課程に所属し、京都を拠点として研究·舞踊活動に取り組む。

2020 プロジェクト

『Pure Core』

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北米やヨーロッパで長年ダンサーとして活躍し、現在は京都を拠点に活動する振付家・ダンサーの児玉北斗による、「身体の政治」を主題とするダンス作品のクリエーション。身体に内部と外部から影響を及ぼす、複雑な権力構造を浮かび上がらせる実験的な作品を創作する。
ワークショップを経て創作に参加する関西圏のダンサー3名に加え、光や音といった、身体への刺激となる外在的要素を扱うアーティストとして照明デザイナーの藤本隆行、音楽家の平野みどりが参加。ディスカッションとスタジオワークを通して作品を立ち上げていく。滞在制作の終盤には試演会やトークを行い、その創作過程を公開する。
滞在後、12月にTHEATRE E9 KYOTOにて初演し、リサーチと創作を重ねて2021年度の国内外での発表を計画している。